仔猫の成長に人間が合わせよう
クーちゃんとメイちゃん。2匹の雑種猫がいます。家に来てクーちゃんは3年、メイちゃんは1年
が過ぎました。1匹だった期間が2年、2匹になった期間が1年。猫と暮らして3年が経過!この
純和風住宅にいわゆる野良猫の子猫を飼うにあたっては前もっていろんなハプニングを想定して
ましたがこんなことってあるの?ってな出来事も数多くありました。懐かしい思い出です。
今、振り返ると想定内の出来事と、まさかの想定外の出来事の割合は記憶に残るのは3:7ぐら
いでしょうか。想定外の割合の方がやはり多いです。主に覚えていることを記していきたいと思
います。
クーちゃん
メイちゃん
想定内の出来事3割
必ずどこかにシミが残るだろうトイレ訓練
我が家に到着してキャリーから出したらいざ勝負の始まりです!先ずはトイレ訓練から!!
予め四方のガラス障子と襖を閉めておいた和室の角にケージを設置していたのでその中に
入って貰わないと!仔猫さんだから逃げたら大変です。そして紙砂いれたトレーに一回で
もおしっこして匂いをつけて貰わないと困る!!猫は匂いから情報を得る動物のため自分の
匂いが付いたトイレを次からも使って貰うためにはとても大切な事!!じっと見てましたが
結局しなかった。その後深夜に主人が仔猫を部屋に放してやったら我慢できなかったんでしょ
う見事に敷居でしてしまったと。その貴重なおしっこをティッシュで吸い取り紙砂に浸み込ま
せたとのこと。お陰で次からトイレでしてくれるようになりました。思い出のシミが今も敷居
についてます・・・クーちゃんのトイレ訓練は主人が頑張りました。人間よりも猫さんのほう
が賢い!どこにされてもおしっこのシミは仕方ないと予想してました。
硝子障子と襖の出入り時の作戦!
早いです。ってか視野から消えるのが早いです。狙って死角にはいるのですかね?
私の動作が鈍いのかな?そんなこと無い!仔猫の足がチョコチョコと速いんです。我が家は玄関
に出る為に四枚の引き違いガラス障子の真ん中をガラッ!っと開けて出ます。うまいこと一緒に
流れ出ようとするんです。とても賢い!立ってる時の私達の足先をよく見てました。さあ玄関
に出ようと立つと必ずくる。いない隙を狙っても遠くから駆けてくる。猫は耳も良いんですね。
田舎の家なので玄関錠あけっぱの時もありましたが猫が来てからは完全施錠!もし玄関に出ちゃ
っても大丈夫にしておきました。出たがる理由はなんせ田舎風の玄関なので広い分いろんな人の
匂いが付いてるし、外の空気も感じられるからだったと思います。これも想定してたので当時は
座敷側と玄関側の両方に座布団やダンボールを常備して出入りするときは下に隙間が出来ないよ
うに足元を隠して出入りしてました。いったん玄関に出てしまうと衝立の裏や下駄箱の隙間に隠
れて捕まえられないから徹底して常備してました。これも懐かしい思い出です。
玄関に出たい赤ちゃんクー
ケージに入れたり出したりするタイミング
我が家は純和風住宅なので洋風の片開き扉がありません。壁の代わりに全て硝子障子と襖で区切
られています。季節によって暑い時は開け放ち、寒いときは各部屋を閉めます。そんな住宅です。
クーちゃんが来た時は6月だったので蒸し暑く仏間以外全て開け放っていました。日中は私一人
なので家事をするためにうろつく私を見つけると開けて~!出して~!と可愛い儚い声で鳴きま
した。今すぐにでも出してあげたいけど私一人だと怪我をさしてしまいそうで無理です。ごめん
ね~クーちゃんごめんね~!とこっちも泣きながらケージに入れときました。誰か一人が帰って
来ると出してあげたり調節に苦労しました。せめて夜だけでもと子供らが相手をし、深夜になる
と暑いの我慢して締め切り主人がクーちゃんの相手をしていました。幼猫のうちは仕方ないとク
ーちゃんにも我慢させてしまいました。これも想定内です。
深夜のクーちゃん
想定外の出来事7割
あれ?締め切った部屋なのに愛しのクーちゃんが居ない!慌てる!!
ケージから出し一人遊びをさしといてクーちゃんのお水を入れ替えに行き戻ってきたら姿なし。
え?え?何で居ないの?こんな分かりやすいケージしか置いていない8畳間から消えた!は?
え?まさか欄間に登り抜け出て縁側行った?小さいクーちゃんにそんなことできるはずがない
ってか成猫でも硝子障子登れるか?呼んでも返事するわけじゃなし頭が真っ白になりました。
皆さんどこにいたと思います?三段ケージはキャスター付きになっており一段目の床と畳の狭い
間に隠れていました。まさかですよ。そのとき知りました。毛でフワフワして肉厚に見えるけど
思った以上に身は細いって事。隙間を覗いたらペッタンこに薄くなって上手に隠れてました。
帰宅した主人に出来事報告したら最近そうやって夜中に遊んでいるよ!との事。しらなかった。
初動物病院から帰宅クー
降りれないのに本能で登る
猫はあちこちでおしっこするわけでもないので安心してケージから出してやれます。閉め切った
広々とした8畳間でぴょんぴょん遊んでいる間に私はちょっと家事をしに。戻る時に磨りガラス
から透けて見えるはずのクーちゃんの影が無い。部屋に入ると三段ケージの山頂からジーっと私
を見つめていました。そして多分降ろして~のニャ~~。天井も柵仕立てなので肉球が痛いでし
ょうに。天井部にダンボール乗せました。猫は猫らしくどうぞ思う存分登ってという気持ちで!
猫って降りれなくても登る動物。 ケージは欄間から離して置くこと必須。これ重要!!
結局登っても降りれないクーちゃん
朝の身支度時にケージから見えないように忍者の如く動く家族!!
クーちゃんが小さかったときは本当に朝が大変でした。壁ならば姿が見えないけど、全て硝子障
子だから皆が動いてるのが透け透けで見えちゃう!クーちゃんの私も出して~!の泣き声が辛か
った。出してあげたいけど一秒が貴重な朝に相手なんて出来ない。大きな風呂敷をケージに洗濯
バサミでとめてこちら側が見えないように工夫してました。あの頃はごめんねクーちゃん。
仔猫は家族が動くと一緒に動きたい生き物であった。
猫って飛ぶ!飛距離にびっくり!
夏が近づくにつれ一部屋から二部屋へ。そして台所も繋げた頃の出来事です。これまた台所も四
枚の透け透け硝子障子で危ないから閉めておくのですが開けてのニャーが激しすぎて泣き声に負
けて開けることもしばしばありました。台所に向かってお弁当を作っていた私の肩に突然クーち
ゃんが飛び乗ってきました。忘れもしないあれは右肩。母をたずねて三千里ってご存知ですか?
まさにアメディオみたいに肩に飛び乗ってきました。そしてこれが楽しいのか気持ちいいの
か降りない。同時に爪で首怪我した。降ろすとまた飛んできて怪我×怪我はきついので乗っけ
たまま弁当作りました。痛かったわクーちゃん。猫って皆そうなのかな?と思ってましたが
メイちゃんは飛びつきません。大きくなってからクーちゃんは流石に肩に飛び乗ろうとはし
ませんが箪笥の前でクーちゃんに背を向けてしゃがむと必ず飛び乗ってきます。多分理由は私
に飛び乗ってからの箪笥に上がりたい。です。降りる時どーすんのクーちゃん!
因みにメイちゃんは人には飛び乗りませんが換気扇の上にいて腰抜かしました。
安心して下さい。神経ぴりぴりするほど気を使ってますので怪我、火災などありえません。
台所から禁断の廊下に出たがるクーちゃん。これにはまいった!!
クーちゃんの時は我が子を育てた時よりも凄い気を遣ってました。素振りとか目を細めて訴える
感情を猫の気持ちになって必死に読み取ったりとか。猫からしたら人間の家という狭い宇宙に勝
手に連れてこられて生涯肉球を土に下ろすことがないわけで。寿命短く広い自然にいたほうが
幸せなのか、はたまた寿命は長くても狭い家という宇宙が幸せなのか。くうちゃんの幸せは私に
かかっていて私の責任ですから。我が家は猫が好きそうな暗い場所や狭い隠れがみたいな箇所が
多いため廊下には出したくなかった。ですが、いつの間にかクーちゃんは廊下に出る重いガラス
引き戸をスライドさせる術を見につけたのです。youtubeで見るようにスライドさせちゃったん
です。まさかですよ。成猫になってからって思ってたのに~!
猫ガードも意味がない
そして夢の世界!階段から二階へ進出成功クーちゃん!
1階の座敷と台所以外仔猫仕様にするのは面積広くて大変。暗い部分も多く知らないうちに隙間
から入ってきた虫もいるし隙間風でできた埃もある。夏場なんてムカデも出るし。コンセントの
問題もありいちいち掃除機なんてむり。それであちこち100均で買ったコロコロを置くことに
しました。それと塵取りと箒のセットになったやつ!どうしてそんなに二階にいきたいのか。先
ずは階段が楽しいらしい。体を薄く踏面に伸ばして隠れんぼをしたい。上段のほうにそうして居
ると全く姿が見えなくて分からない。私達をびっくりさせたかったみたい。それと二階で足音が
すると行きたくなるみたいですね。二階の窓から外を見るのも好き!例えば走る車とか電線を移
動する鳥とか。必死になって視ています。クーちゃんはチキン嫌いなのに!!
問題の洗濯場
ここが一番の問題箇所だった。と過去形ならいいのですが現在進行形の問題箇所です。いわゆる
裏口なのですが一畳程あります。多分猫にとってはパラダイス。ちょっと湿気たコンクリートだ
し床下換気口に鉄網が張ってあるのですがそこから気になる匂いも流入してきているはず。例え
ば外の猫さんの匂いとか。過去にも小蛇、巨大ムカデ、クワガタ虫まででたことあるのでパラダ
イス間違いなし。見つけたらきっと玩具にして遊ぶに決まってる。凄く小さい時のクーちゃんが
外と間違ってコンクリートの上にマーキングしちゃったことがあるくらいの場所。猫にとって外
という認識かも知れない場所です。その上に心配なのが洗濯機の裏に入りたがること。狭くて暗
くて虫もいるだろうから行きたいんでしょう。狭いから私も掃除できない箇所で困っています。
多分凄く汚いだろうな。猫避け商品のわさびの香りシートを置いても平気!猫が歩きにくいとげ
とげマット敷いても隙間を上手に歩いちゃいました。ダンボール壁を作りましたが私が不便!
洗濯が億劫になるのですわ。
洗濯機の横に入りたがるので空箱詰めました。あの奥に排水穴が丸見えです。
猫ちゃん優先だと冬の光熱費アップ
これを読んで下さってる皆様はどんな住宅にお住まいですか?我が家は築50年で南側と北側に
長い縁側がある伝統的な和風住宅です。一階の風通しをしたい時は南北両側の掃き出しサッシを
全て開け放てば家に穴が空いて広い座敷群の空気の入れ替えは一瞬です。田舎をドライブしてた
らよく見かけませんか?まさにそんな懐かしい住宅です。しかし猫を飼ってからこの大胆な全サ
ッシ開け放ちが出来なくなりました。腰窓が一箇所でもあればいいのですが。全て掃き出しサッ
シなのです。(台所の面台部分は開けれますが。)掃き出し窓でも少しくらい開ければ?って思う
方もいらっしゃるでしょうがそれはできません。玄関が開いてれば中に回覧板を置いていかれ、
玄関が締まっていれば庭側にわざわざ廻って網戸やサッシ開けて中に回覧板やお土産を置いてい
くというとてもフレンドリーな方々がいるからです。油断してたらきっと逃げちゃうと思うので
す。だから猫が来てからはどこもかしこも完全施錠になりました。猫飼いだしたからかぎ閉めて
るのよ!と会うたびに一言言ってます。風通しが出来なくても我慢できますが冷暖房が必要な時
期はやはり猫さん優先にしてやりたいので頭を悩ませます。夏場は一部屋締め切ってエアコンを
かけますが(柱と欄間に傷を付けれないので一階のエアコンは一箇所のみ)クーちゃんもメイちゃ
んも気に入った場所でしか寝ないので行った場所に扇風機をかけてやるので夏場の電気代は猫が
来る前と猫が来た後ではさほど変わりないと思います。冬場ですが猫ってやはり寒いところが嫌
みたいですね。我が家は足元が冷たいのでどの部屋も電気カーペットを敷いています。使用しな
い時は切っていたのですがクーちゃんもメイちゃんも猫ハウスに戻らないでずっと居るのでスイ
ッチ入れっぱなしになりました。冬場の電気代はかなり高くなったと思います。
まとめ
猫さんが家族になって三年が過ぎました。以前、猫雑誌を立ち読みしていたらやんちゃな時期も
幼猫の時だけ!その時期を一緒に楽しんで!と書いてありました。確かにクーちゃんもメイちゃ
んも少しずつ落ち着いてきています。我が家のクーちゃんメイちゃん自慢と共に伝統的な純和風
住宅での完全室内飼いの私の経験を語らせてもらいました。可愛い猫さんと暮らすためには我慢
もいっぱいですが猫さんもいっぱい我慢してるのかなと思います。家の形状に悩んで猫さんと暮
らすのを躊躇っている方に私の経験の一部分でも役に立つことがあれば幸いです。
今回も長々と読んで下さり有難うございました。
私のこの経験が誰かの役に立ち一匹でも幸せになってくれる猫と一人でも幸せになってくれる人
間が増えることを祈ります。
今回もご訪問有難うございました。
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